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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

いつのまにか…たくましく伸びた「ヨウシュヤマゴボウの花」

庭の隅のコンクリートのスキマから…しっかりと根を張り伸びている植物…どうやら「ヨウシュヤマゴボウ」のようです。


いつのまにか…たくましく伸びた「ヨウシュヤマゴボウの花」


雨続きの後に小さく白い花が咲いているのを見つけました。茎に独特の赤紫色、丸みのある5枚の鰐片(花びらではないそうです)が並ぶ姿はなかなか可憐な雰囲気ではありますが、以前うっかり放置して大きくなった姿を見ているので、これがあっという間に太くたくましい茎になり鮮やかなブドウ色の実をつけ、引き抜くのも大変な苦労だった記憶が蘇ります…。


洋種山牛蒡(ヨウシュヤマゴボウ):別名アメリカヤマゴボウ、ヤマゴボウ科、ヤマゴボウ属、北アメリカ原産、日本には明治時代のはじめには渡来、今では市街地に広く繁殖して雑草化している帰化植物です。


画像のものはまだ20cmくらいですが、成長すると2mくらいにもなり、ヤマゴボウという名が示すように根がゴボウのように成長し相当深くなります。毒性もあるので実際ヤマゴボウと間違って食べてしまい中毒を起こす例があるそうです。


見た目には大ぶりな葉は迫力もあり赤紫色の茎や実は秋の植物らしい風情もある植物なので、切花のように室内に飾って楽しむ方もいるようですが、鮮やかな紫色の実は無毒なものの、葉や根にも毒をもつ植物ということですので、扱いには十分注意したいですね。


またインク・ベリーと呼ばれるように実がつぶれた時にでる濃い紫色の果汁は、服などにつくとなかなか落ちないので、触るときにもくれぐれもご注意を。

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