悪魔の木と呼ばれる理由。手が付けられなくなる前に… シマトネリコ


最近SNSで話題になった、悪魔の木。
ちょっと恐ろしい呼ばれ方をされている樹木の正体は、シマトネリコです。
先月のブログでも紹介した植物ですが、爽やかでナチュラルな雰囲気のシンボルツリーとしてよく選ばれる、人気の庭木です。
初夏には涼しい木陰もつくってくれる、見た目も美しい樹木。
お世話に手がかからない強さも、普及のポイントになっています。
しかし、その強い性質こそが、悪魔の木と呼ばれる理由でもあります。
とにかくよく育ち、その成長スピードは樹木の中でもトップクラス。
環境が合えば1年で50cm以上、剪定せず放置すると、あっという間に5mから10m、二階の屋根に届いてしまった、ということも珍しくありません。
SNSでは、境界を越えてしまった、種が飛んで大変、水道管が心配など、逞しすぎるシマトネリコに手を焼く声が並びます。
自力で抜根を試みたものの、根の深さと大きさに諦めて、専門業者に依頼したという体験談も見かけます。
そのエピソードを知って、まだ小さいけれど怖くなって抜いた、という投稿も多く目にしました。
とはいえ、シマトネリコは付き合い方次第で、庭の頼もしいパートナーになります。
ポイントは、まず根の広がりを考えて植える場所を選ぶこと。
そして、こまめな剪定です。
最も高く伸びた枝を好みの高さで切る芯止めをすると、全体の高さを抑えられます。
内側の混み合った枝を間引く透かし剪定で、風通しと見た目のバランスを整えます。
目安として、少なくとも1年に1回は剪定してあげると、大きくなりすぎを防ぎやすくなります。
成長に手はかからないものの、庭での管理には手がかかる樹木です。
とはいえ、樹形を整えたバランスのよいシマトネリコは、本当に美しく魅力的。
植えてはいけない、悪魔の木というキーワードを見ると少し悲しくなってしまうので、ぜひお庭のよきパートナーとして、上手に付き合ってもらえたら嬉しいです。
シマトネリコはモクセイ科トネリコ属で、原産地は日本、台湾、中国、フィリピンです。
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