本名はクロウエア。南十字星の名をもつ星形の花サザンクロス
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 10月18日
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「サザンクロス」は南十字星という素敵な名前。ピンクや白の星形の花が可愛らしいオーストラリア原産の植物です。

ガーデニングショップでもサザンクロスの名で売られていることがほとんどですが、実はサザンクロスは流通名で本名は「クロウエア」といいます。
主な流通は、クロウエア・サリグナ(Crowea saligna)とクロウエア・エクサラータ(Crowea exalata)、その両者の交配種。エクサラータの中にも数多い新品種が登場していたり、他に矮性品種の出現もあるようです。
日本に入ってきた時につけられた「サザンクロス」という流通名が広まり、星形のイメージとフィットしたネーミングからすっかり定着したことで、クロウエアという本名の方はあまり馴染まなかったのかもしれませんね。
分類上は常緑低木ですが販売されている姿はほぼ草花のような小ぶりな形状、意外にもミカン科の植物で葉にはほんのりと柑橘系の香りもあるようです。
特徴は5月から11月と開花期が長いこと。また次々と開花する花は一つの花でも1週間程度咲き続けてくれるのでガーデンの演出にも重宝です。庭へ地植えする場合は秋の彼岸までは半日陰の水はけのよい場所、酸性土壌は嫌います。晩秋の花後に切り戻しをして冬は霜や土壌が凍りそうな場所は避け管理を。
花言葉は星形の花から由来する「願いを叶えて」、他に「光輝」「まだ見ぬ君へ」などの言葉も。
サザンクロスことクロウエア、秋の終わりまで開花を楽しんでくださいね。
サザンクロス(クロウエア):ミカン科 / クロウエア属 学名:Crowea(Eriostemon)原産地:オーストラリア東部 植え付けは3月~4月 開花期は5月~11月
常緑性で開花期の長い植物です。







