春の桜シーズン。こちらは多肉植物界の桜「桜吹雪(サクラフブキ)」。ツヤツヤぷくぷくの葉がキレイなピンク色に染まりなんともかわいい姿です。
ベンケイソウ科アナカンプセロス科の多肉植物、原産国は南アフリカ、直径5cmほどのサイズ感でゆっくりと成長していきますが、やがて茎が伸びていき5月~6月頃に星形の花も咲かせます。開花期間が短い1日花なのでタイミングは逃さずに。
夏には白っぽく、冬にはピンク色になり日光があたることで班(ピンク色)が濃くなります。
多肉植物なので水やりも1週間に1度程度、土の乾き具合をみて調整。冬場なら1か月に1度程度でもよさそうです。小さめでゆっくり成長、水もあまり必要としないので室内管理にも向いています。
ソメイヨシノにカワヅサクラ、ヤマザクラ、カンヒサクラ…樹木の桜の種類も様々ですが、サクラの名が付く多肉植物もいくつか発見。クラッスラ属の桜星(サクラボシ)、エケベリアには桜影や落桜、桜シャーベットなんて名前のものも見かけました。
その中でも桜吹雪は扱いが多いよう。専門家さん情報によるとアナカンブセロスは多肉の中でも栽培難易度が高くないそうで、桜吹雪以外の品種でも育てやすいものが多いのだとか。挿し木で増やせるほか種を取って植えても発芽率が高く発芽まであまり時間がかからない。
ピンク色の葉と花も楽しめることも人気のポイントだと思いますが、育ちやすい性質が流通数を多くしているのでしょう。多肉愛好家も増えていますが、種から発芽チャレンジしてみたい人にも桜吹雪はおすすめできそうですね。
今年は多肉桜でもお花見鑑賞いかがですか?