寒肥と与えすぎない手入れ 松の樹勢回復など
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 12 分前
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冬の庭は静かですが、地中では次の季節に向けた準備が始まっています。

この日は二件のお庭を回り、寒肥(かんごえ)の手入れを行いました。
今回の松は、新芽がかなり弱った時期があり、
12月の剪定で もみあげ を行った際、脇芽が触れただけで落ちてしまう時がありましたが、今は元気になってくれてます。

そこで今回は、根が回復できる環境を整えることを主眼に施工しています。
松は元気に見せる肥料を嫌う
松はもともと、痩せ地でも生きられる樹です。
過度な肥料は、
枝葉だけが先に伸びる
組織がやわらかくなる
菌根(きんこん)との関係が崩れる
といった形で、長期的には逆効果になることがあります。
とくに今回のように
新芽が弱い
脇芽が脱落しやすい
状態では、即効性のある施肥は避ける判断が必要です。
施工の考え方|先に炭、あとから効かせる

① 炭(木炭)による土の下準備
まず行ったのは、炭の施工です。
炭は肥料ではありません。
役割はあくまで、
通気・排水・保水のバランス改善
微生物・菌根の居場所づくり
肥料分を受け止める土台づくり
今回の松では枝張り外周部を中心に、浅く・分散して炭を入れています。
弱った根に負担をかけないことを最優先にしています。
② グリーンパイルは「控えめ」に
そのうえで、グリーンパイルを併用しました。
ポイントは量と位置です。
幹元には寄せすぎない
炭の入った層より少し外側
一気に効かせない
松にとって必要なのは、今すぐ伸びる力ではなく、来春、芽を支えられる地力です。
今回のような状態で、いきなり肥料だけを入れると、
上(枝葉)だけが反応する
根が追いつかない
夏に水切れを起こす
という流れも考えられます。
炭 → 土の安定 → ゆっくり効く養分
この順番が、松には合います。
二件目の寒肥も

この日はもう一件、寒肥に伺いました。
条件は異なりますが、考え方は同じです。
状態を見て
足りないものを見極め
入れすぎない
寒肥は作業ではなく、樹の状態を読み取る時間でもあります。
冬の手入れは、春を決める

冬は、見た目の変化が少ない分、手入れの差が春に出ます。

静かな冬のうちに、樹が自分の力を取り戻せるよう、これからも一つひとつ、丁寧に向き合っていきたいと思います。







