美しい写真と文。花と短歌で季節をめぐる植物本「二十四節季花のこよみ」
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
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「花と短歌でめぐる 二十四節気 花のこよみ」は、2021年発刊の本。季節を代表する花、店舗や街で見かける季節を映す美しい花の写真が288点収録され、季節の言葉と各節季のはじまりを飾る短歌とエッセイが散りばめられています。

春分や立夏、雨水、大雪など二十四節気は植物や雨雪など自然が知らせる暮らしのこよみ。短歌や俳句をたしなむ方はもちろん、写真やガーデニングに興味のある方、エッセイとして文章を楽しみたい方にも、それぞれに味わえる本ではないでしょうか。
例えば夏の風景として六月では芒種に百合(ユリ)やクレマチス、トルコキキョウ、アマリリス。夏至の頃は紫陽花(アジサイ)や山法師(ヤマボウシ)、ハーブのラベンダーやカモミール、イタリアンパセリなども登場しています。
俵 万智さんといえば、1987年の第1歌集『サラダ記念日』。280万部を越える大ベストセラーになった本は短歌というものが年代問わず広く親しまれるようになったきっかけでもありました。翌年には同歌集で第32回現代歌人協会賞を受賞され、TV、書籍と幅広く活躍をされています。
短歌の数自体はそこまで多くはないですが、花を扱うノウハウもお役立ち。それぞれの花の飾り方やアレンジもとてもセンスよく、インテリア雑誌を眺めているよう。忙しい日常の中、たまには本を開いてひと息。美しい画像と言葉と共に、季節の移り変わりを感じながらゆっくりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
ギフトとしてよく贈られている本でもあるそうなので、植物好きな人へのプレゼントにも良さそうです。
植物本:花と短歌でめぐる 二十四節気 花のこよみ 俵 万智 (著)