深い青紫に白い縁取りのバイカラー、ふわふわの花びらをたっぷりとつけたエレガントな八重咲種アスター(エゾギク)のリボンブルーです。
アスター(エゾギク):キク科カリステフス属(エゾギク属)原産地は中国北部、開花期は7月~10月。夏の盛り、お盆の頃にも開花が重なること、切花にしても日持ちがよいことから菊品種は供花によく利用されます。
中でもアスターは改良品種も多く色も豊富、小さめの花からポンポン咲きのかわいらしいものなど多彩で、少し明るめのアレンジにしたいときにも重宝されます。花言葉も「想い出」や「追憶」といった言葉があり、供養花にもふさわしいイメージですね。
菊の他にお悔やみやお盆のお花に向いている種類は、リンドウやキンセンカ、スターチス、品の良い華やかさをプラスするならトルコキキョウやユリの花も素敵です。
逆にお供えに不向きな花はというと、「棘のある花」「つるをもつ花」「毒をもつ花」「香りの強すぎる花」がタブーとされています。
最近よく見かけるブリザーブドフラワーや造花の供養花、ブーケやバスケットに入った素敵なものも増えています。生花でないことに賛否はあるようですが、夏の暑い時期に花を長持ちさせるのは至難の業ですし、仏壇やお部屋の雰囲気に合うものを選びやすいこともメリット。
失礼のないように植物を選んで贈ることはもちろん大切ですが、故人の方やご家族が好きな花、思い出のある植物を選ぶことでも贈る側の想いや気持ちが伝わる気がします。
マナーやしきたりも守りつつ、贈った花や植物が贈られた方の癒しや和みにつながると素敵ですね。
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