ピンクの艶やかな花が終わった後にコロンと丸っこい実がついています。
百日紅(サルスベリ):ミソハギ科サルスベリ属、7~10月に開花し耐寒性、耐暑性のある強い植物です。公園や庭木によく植えられているので、夏の花時期は目を惹きますが実がついている様子は気にかけることも少ないかもしれませんね。
「百日咲く」とされる百日紅(さるすべり)、夏から秋の初めまで咲き続け、一見すると花のツボミのようにも見えるグリーンの実が枝先にたくさんつき、その後だんだんと黒くなり完熟、画像の実はまだ熟しはじめの茶色というところでしょうか…ドングリみたいでかわいい姿です。
完熟後は実の先端から裂け、中から羽根のような形の種がでてきます。風に運ばれ仲間を増やしていくのですね。
種のでていった殻の部分はチューリップ型でユニークな形。この殻と小枝はクラフト材料としても好まれ、シックなリースのパーツとして人気のようですよ。
サルスベリといえば「庭に植えない方がよい」「縁起が悪い」という迷信もついてくることもありますが、長寿で強く、夏を彩る素敵な樹木、根拠のないイメージよりもメリットが多いように思います。気に入った樹がそばにあるほうが運気も上がりそうですし。
庭木の選定には、シンボルツリーや目隠しにしたい、木陰が欲しいといった用途、花や実、季節感を楽しみたいといった希望、陽あたりや土があっているか、枝ぶり、樹高など考えて、成長後のイメージを専門家と相談できればなお安心。
縁起を心配するより好みとライフスタイルにあった素敵なお庭を楽しみたいですね。
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