グリーンの先に伸びた枝には白とピンクの花のような新葉。名前の通り初雪をかぶったような不思議なカラーコントラストが美しい植物です。この後は徐々に白色が強くなり、やがてグリーン一色に。季節を通してゆっくり色の移ろいを観賞したい植物ですね。
植え付け時期に適しているのは4月~6月と9月~10月頃、常緑性で香りのあるカラーリーフとして庭の生垣やグランドカバー向きつる性植物。耐暑性耐寒性、日かげでも育つ強さもある性質なので初心者にも育てやすい植物です。
そんなハツユキカズラですが「庭に植えてはいけない」という記事をよく目にします。
理由を調べてみたところ、
キョウチクトウ科の植物で毒がある
繁殖力が強いつる性植物で増えすぎる・伸びすぎる
というのが大きな理由のよう。
毒性については“キョウチクトウ乾燥葉50mg/kgで致死量(牛の場合)“という記述もみかけたので同じキョウチクトウ科という点では気になるところですが、ハツユキカズラ自体の毒性についてはハッキリとしたものは見つかりません。とはいえ管理時に樹液に触れないこと、イヌや猫などペットが口に入れることのないよう安全策をとるに越したことはなさそうです。
そして強い植物であるため、剪定や手入れを怠るとコンクリートや壁面でもしっかり根を張り伸びていき「気付けば大変な状態…」ということも。春から秋までは月に一度は伸びすぎた枝をカットしボリューム調整を行った方がいいでしょう。
秋から冬には紅葉も楽しめるので、安全配慮と適宜お世話を怠らず春夏秋冬の色変わりを愛でていきましょう。
ハツユキカズラ:キョウチクトウ科 / テイカカズラ属
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