ガーデニングショップにビオラが並んでいました。色とりどりの小さな笑顔のような可愛らしい花で
す。
ビオラはスミレ科、スミレ属、冬から春にかけて咲く一年草ですが、かなり長い期間花をつけてくれることからも、冬花壇には欠かせない存在となっています。
画像のビオラは「トーホクビオラ」と札がありましたが、どうやらビオラやパンジーは毎年100を超える新品種が生み出されているようです。品種の豊富さからも人気の様子がうかがえますね。
そのデザインもバラエティに富んでいて、いくつかピックアップすると、下花弁がくるりと筒状に丸まってゾウの鼻のような「ぞうさんビオラ」、ユニークな形です。しかも花粉が出ず種をつけない性質とのことで、その分長く花をつけるのだそうです。
他にも長い耳のような花びらをもつシュガーラビット、黄色地に黒い縞模様のペイントをしたかのような、思わず目を惹くタイガーアイ…と個性派ぞろい。
もともとパンジーの原種は、野生のサンシキスミレと野生スミレビオラ・ルテアの交配、さらに近東原産のスミレビオラ・アルタイカを交配して生まれたそうで、スミレはワンサイズ小さめなので間違うことはなさそうですが、ビオラとパンジーはちょっと区別がつきにくいですよね。
ビオラとパンジーの相違点、何か決定的な特徴があるのかというとそうでもなく、現状ではサイズ感の違いで区分されているだけのようです。
花の直径2~4cmで花数が多いのがビオラ、直径4~10cm以上の大き目の花がパンジー、アバウトな分類ではありますが、この先もっと大きなサイズやミニサイズの花が登場してきたら呼び名も変わってくるのかも?
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