実は食べられるけど、悲しい歴史があった・・・!THE南国なソテツ
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 2019年1月27日
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更新日:15 時間前
ソテツ(蘇鉄)は熱帯・亜熱帯を代表する常緑低木で、日本では九州南部・沖縄・伊豆諸島に自生します。種子と幹の髄はかつて食用として利用されてきましたが、有毒成分サイカシンを含むため長時間の水さらしなど丁寧な毒抜きが必要でした。太平洋戦争末期の食糧難の時代、命をつなぐ救荒食として多くの人々を支えた一方で、処理不足による中毒死も多発した。そのどちらの事実も、この植物の歴史に刻まれています。

ソテツは成長が非常に遅く、高さ1mになるまでに数十年かかります。その一方で寿命は数百年とも言われており、庭に植えると代々引き継がれていく樹木です。幹の鉄分を与えると元気になるという俗説から蘇鉄と名づけられたとも言われていますが、これは民間信仰的な話で科学的な根拠はありません。雌雄異株で、雌株には大きな赤い種子が実ります。
ソテツの基本情報
学名:Cycas revoluta / ソテツ科ソテツ属
別名:蘇鉄。自生地:九州南部・沖縄・伊豆諸島。常緑低木(雌雄異株)。
樹高:2〜5m(非常にゆっくり成長)。葉:羽状複葉で先端が鋭いトゲ状。耐潮性・耐暑性が高く、海岸沿いにも生育する。
知っておきたい豆知識
ソテツは現存する種子植物の中で最も古い部類に属し、約2億8000万年前の化石記録があります。恐竜が闊歩していたジュラ紀にも繁栄していた植物として知られています。太平洋戦争末期(1944〜1945年)には食糧危機に見舞われた沖縄などで、ソテツの幹髄や種子を何日も水にさらして毒抜きする救荒食として活用されました。しかし十分な処理ができずに中毒死が相次いだ記録もあり、命をつなぐ食と命を奪う毒の両面を持つ植物です。

よくあるご質問
ソテツは三重県の庭で育てられますか?
育てることはできますが、ソテツは本来の自生地が九州南部・沖縄のため、三重県北部(菰野町・四日市市など)では厳冬期に葉が傷む場合があります。地植えの場合は南向きの日当たりのよい壁際など、冬の寒風が当たりにくい場所を選ぶのが重要です。鉢植えにして冬は室内や車庫に移す方法が安全です。
ソテツの実は本当に食べられますか?
食べられますが、必ず適切な毒抜き処理が必要です。種子と幹の髄にはサイカシンという有毒成分が含まれており、十分な水さらし(数日以上)を行わないと中毒を起こします。現代では一般家庭での食用利用は推奨されておらず、観賞用として楽しむ植物です。
ソテツの剪定はどうすればよいですか?
ソテツは基本的に剪定が不要な植物です。古くなった下葉が自然に枯れたら根元から取り除く程度で十分です。葉の先端は非常に鋭いため、作業時には必ず厚手の手袋を着用してください。幹から出る子株(孫ソテツ)が増えすぎた場合は、春に掘り取って別の場所に植え替えることができます。
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