植物が必要としている元素は主に17種類。
炭素・水素・酸素・窒素・リン・カリウム・カルシウム・マグネシウム・イオウ・鉄・マンガン・ホウ素・亜鉛・銅・塩素です。
そのうちの炭素・水素・酸素は空気や水、光合成で取り入れられるのでこれらを除いた他の元素のことを『必須鉱物性元素』と呼んでいます。
なんだか人間と変わらないです。
これらの元素が不足してしまうと、植物にいろんな悪影響が出てしまいます。
例えば窒素。窒素は植物の体を作る『葉肥』といわれていて、欠乏してしまうと葉っぱは黄色くなり、作物は育ちません。
リンは『根肥』といわれ、欠乏すると根っこが十分に育たず、根張りも弱くなり、生育が悪く花も育ちません。葉っぱが紫っぽい色になります。
カリウムは植物の成長後期に必要不可欠。『実肥』といわれ、果実にも多く含まれています。欠乏してしまうと葉っぱは黒ずんだ緑色になったり、黄色っぽくなって緑枯れや褐色の斑点ができたりします。
カリウム不足はマグネシウムやカルシウムの欠乏が原因になることもあります。
カルシウムは細胞膜に大量に分布することで植物の体を丈夫にします。
不足すると根っこや生育している部分が弱ってきます。
マグネシウムは葉緑素を作る成分です。光合成が盛んな葉っぱや成長している部分に集まっています。不足すると下葉から徐々に症状が現れ、黄色く変色してしまいます。
植物を健康に育てる為に、サプリ変わりの肥料を適量与えてあげましょう。