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「人嫌い」の花言葉。ちょっとかわいそうな名前のツル草 ヘクソカズラ

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 15 時間前
  • 読了時間: 2分

画像は9月の下旬撮影のものですが、ぐるぐると樹木に巻き付き暑さにも負けず元気に花を咲かせていた「ヘクソカズラ(屁糞葛)」です。


ヘクソカズラ 花言葉


記録的な残暑が続く過酷な気候の中でも、小さな白い花をたくさんつけていました。ラッパ型の花は外側が白、内側は鮮やかな紅紫色で、近くで見ると清楚で可愛らしい花。夏期に開花し、秋には緑色から黄褐色に変化する実もつけます。


やはり気になるのは「屁糞葛(ヘクソカズラ)」という名前。ちょっとかわいそうなネーミングだと思うのは私だけではないようで…<かわいそうな名前の植物>ランキングでは常にトップクラス入り。


学名でも「Paederia scandens」=「悪臭がする這う草」、英語名では「Skunk vine」=「スカンクのつる草」。どれも「臭い」という意味を含んだ名前がつけられていますね。


名前の理由はヘクソカズラが、動物のオナラやフンの悪臭成分である「メチルメルカプタン」を含むこと。花も葉も茎もそのままではニオイはないのですが、刈り取ったり抜いたりすると確かにニオイはあります。個人的には耐えがたい悪臭ではないと思うのですが…。


別名には花の形から「ヤイトバナ(灸草)」「サオトメバナ(早乙女花)」という名前もあり、葉は虫刺されに、実はひび·あかぎれに効果のある薬草でもあります。

花言葉は「人嫌い」「誤解を解きたい」。嫌われがちな草ではありますが、可憐な花や実にも注目してあげてくださいね。


ヘクソカズラ(屁糞葛):アカネ科ヘクソカズラ属 日本全土·東アジアに分布

春先に地下茎から出てきたツルを伸ばし10mになることも。

花期は7月~9月 直径5mm程の実をつけ熟すと黄褐色になります。

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