中秋の名月 2025年は10月6日。月見団子と衣被(きぬかつぎ)
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 10月5日
- 読了時間: 2分
月の美しい季節。2025年の中秋の名月は10月6日です。

現代では月を観賞するイベントとして馴染んだ行事ですが、平安時代には観月の宴を催し、舟遊びなどをしながら水面に揺れる月を愛で、お酒をたしなむ…という風流な貴族の風習だったそう。
江戸時代には「農作物の成長は月の満ち欠けのおかげ」という考えの元、月をあがめ豊作を祈願する農民庶民の風習と変化していきました。
月の神さまを招く依り代として稲穂の代わりにススキ、お月見団子を供えます。中秋の名月は別名に「芋名月」という呼び方もあり、もともと芋類の収穫を祝うために行われていた、という説も。そのことから現代でも月見だんごと並んで「里芋」を供える地域も多いようです。
お供えする里芋は、里芋を皮のままゆでた(蒸した)後、皮を少しむいて仕上げる「衣被(きぬかつぎ)」という料理で出されるのが一般的。衣被とは、高貴な女性が布をかぶった姿からイメージされた名称です。
里芋はイモ類の中では比較的ローカロリー。カリウムが豊富で高血圧の予防効果、カラダの余分な塩分を排出してくれるのでむくみ改善もが期待できます。
食物繊維は便秘解消、ガラクタンというぬめり成分には、腸の動きを活発にし、血糖値やコレステロールを低下させる効果もあるといわれます。
今年のお月見は月見だんごと里芋料理を。秋の美しい月を眺めながら、物価高騰で何度も話題に上った新米の豊作、野菜の収穫を願いましょう。
里芋(サトイモ):サトイモ科 原産地:熱帯アジア
植え付けは4月~5月、収穫期は10月中旬~11月中旬 タネイモから栽培ができ発芽まで1か月ほど ※画像はサトイモの葉







