8月20日は世界で最も恐ろしい生物 蚊の日!?。蚊連草・蚊嫌草 センテッドゼラニウム
- 飯島 一郎

- 18 時間前
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8月20日は蚊の日(世界蚊の日)。1897年イギリスの細菌学者ロナルド・ロスが、ハマダラカの胃の中からマラリア原虫を発見。その功績をたたえて制定された記念日です。
実は蚊は世界で最も危険な生き物とも言われます。
あの小さな蚊が?…と驚きますが、実は蚊は世界で最も多くの人間の命を奪う生物。
WHOによると、蚊やダニなど節足動物が媒介する感染症(マラリア・日本脳炎・デング熱など)による死者は、年間70万人を超えるのだそうです。
記念日には感染症の恐ろしさを再確認し、予防や対策についての啓発活動が行われます。
そして最近よく見かけるのは、蚊連草、蚊嫌草といった名前のついた植物、センテッドゼラニウム。
葉や茎に芳香を持つペラルゴニウム属の総称で、ハーブに分類、一般的なゼラニウムに比べると、繊細で華奢な花姿、常緑の葉は一年中楽しむことができます。
蚊対策の理由としては、蚊が嫌う成分シトロネラールを含んでいること、特にシトロネラと交配された蚊連草(蚊嫌草)は香りが強く、蚊が持つ二酸化炭素を察知する感覚を麻痺させる効果があると言われています。
とはいえ置くだけで100%の撃退が難しいのは事実。
ここでひとつ、知っておくと役に立つことがあります。
香りのもとであるシトロネラールは、葉の表面近くにある油胞という小さな袋にしまわれています。
つまり、鉢を置いてあるだけでは、香りはほとんど外に出ていません。
葉を指で軽くこする。
それだけで香りが立ちます。
玄関先やベランダに置くなら、通るたびに葉が触れる場所に置く。
摘んだ葉を数枚、網の袋に入れて持ち歩くという使い方もあります。
天然の蚊除けとしてプラス効果を期待したいところ。
ハーブとしてストレスや不安を和らげる効果も期待できるので、心身も癒やしてくれる植物でもありますよ。

そしてもうひとつ。
庭で刺してくる蚊の多くは、ヒトスジシマカ、いわゆるヤブカです。
この蚊は、行動範囲がとても狭いことが知られています。
外に出るといつも刺される。
そういうお宅は、遠くから飛んでくるのではなく、家のまわりで生まれている可能性が高いということです。
刺された場所の近くを探せば、たいてい発生源が見つかります。
ヤブカが卵を産むのは、ほんの少したまった水です。
鉢の受け皿、雨水桝、じょうろ、古タイヤ、空き缶、お墓の花立て。
そして竹の切り株や、木の洞。
竹林の手入れをしていると、切り口を上向きに残した古い切り株に、雨水がたまっているのをよく見かけます。
あれは、そのまま蚊の産卵場所です。
夏場は、条件がそろえば卵から十二日ほどで成虫になります。
裏を返せば、週に一度、たまり水をなくして回るだけで、その庭の蚊はかなり減らせるということ。
薬をまくより先に、水を空けて回るほうが早い場面は多いです。

もうひとつ、私たちの仕事に直接関わる話があります。
ヤブカは、日中は風の当たらない茂みや木陰にひそんでいます。
込み合った植え込みや、伸びきった生け垣は、蚊にとって格好の隠れ場所です。
樹木を剪定して風通しを良くすると、ヤブカは減ります。
蚊よけの植物を一鉢置くことと、庭の風の通り道をつくることは、まったく別の効き方をします。
夏に蚊が多いお庭は、たいてい風がこもっています。
そういう庭は、蚊だけでなく、うどんこ病やカイガラムシも出やすい。
風を通すというのは、庭の手入れのかなり根っこにある話です。

蚊連草を置く。葉をこする。水をなくす。風を通す。
この四つは、どれかひとつではなく、重ねるほど効きます。
お庭の風通しが気になるときは、お庭の剪定・管理のご相談からお声がけください。三重県で、庭の風の通り道づくりをお手伝いしています。
センテッドゼラニウム:フウロソウ科 / テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属) 原産地:南アフリカ 別名:ニオイゼラニウム、ニオイバゼラニウム、ハーブゼラニウム 開花期は4月~7月 常緑性多年草、さまざまな香りをもつ種類があります。
最終更新: 2026年08月







