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シェードガーデンにも。初夏の小さな優しい花火花「ティアレラ」

  • 執筆者の写真: 飯島 一郎
    飯島 一郎
  • 5月17日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月19日

名前の響きもやさしいティアレラ。初夏につける穂についた小さな花はやさしいクリーム色やライトピンクをまとい、近づいて見るとひとつひとつの花はまるで小さな花火が開いたような繊細なフォルムをしています。


剪定の仕事でシェードガーデンを管理させていただくお庭でも、木陰の下にひっそりと群れて咲くティアレラの姿に出会うことがあります。派手さはないのに、なぜか目が離せない花です。


日陰や半日陰の場所に植えられることが多いせいか、ほかの花が賑やかに咲く季節に、ティアレラはどこか静かに存在しています。それがかえって、この花の品のある美しさを際立たせているように感じます。


ティアレラの花穂 — 初夏の日陰に咲く小さな花火のような宿根草

ヒューケラとの関係と品種の多様性


ティアレラはユキノシタ科ティアレラ属の宿根草で、原産地は北アメリカおよび東南アジアです。和名はズダヤクシュとも呼ばれますが、流通ではティアレラの名で親しまれています。草丈は20〜50cm程で、開花期は4〜5月。耐寒性が高く、日陰でも育つという性質が、日本の多くの庭で喜ばれる理由のひとつです。


花のない時期はカラーリーフのヒューケラ(ツボサンゴ)にも似ていて、斑入りや葉脈に沿ったブロンズの模様など、葉の表情だけでも楽しめる品種が多くあります。近年ではヒューケラとティアレラの交配種であるヒューケレラも注目を集めており、ヒューケラの華やかな葉色とティアレラの繊細な花姿を受け継いだ植物として、シェードガーデンの人気者になっています。


シェードガーデンに咲くティアレラの群れ — 水墨画風イラスト

育て方と管理のポイント


耐陰性が高く、半日陰から日陰でもよく育ちます。ただし夏の強い西日が当たる場所は苦手で、午前中だけ日が当たるような木漏れ日の環境が理想です。適度に湿り気があり、水はけのよい土を好みます。地植えにすると毎年花を咲かせ、年々株が広がっていきます。株分けによる増殖も容易で、増えすぎた場合は秋に掘り起こして分けることができます。


庭に日陰の場所があると、植えられる植物の選択肢が限られてお悩みになる方も多いですが、ティアレラはそんな場所を豊かに変えてくれる存在です。ホスタ(ギボウシ)、アスチルベ、ヒューケラ、シダ類などと組み合わせると、日陰の空間に緑の奥行きが生まれます。白や淡いピンクの花穂が風に揺れる様子は、木陰の涼やかな雰囲気によく溶け込みます。

ティアレラの花穂のクローズアップ — 水墨画風イラスト

おすすめの品種と庭での楽しみ方


品種の選択肢も豊富で、葉の切れ込みが深く濃い褐色の斑が入るティアレラ・スプリングシンフォニー、シルバーグリーンからライムグリーンへと葉色の変化を楽しめるティアレラ・キャンデリコン、こんもりとまとまった姿で花穂が揃うホームステッドなど、それぞれに個性があります。好みの品種をシェードガーデンに一株迎えてみると、日陰という制約が、むしろ個性的な植物と出会うきっかけになるかもしれません。


ティアレラ 基本情報

科名・属: ユキノシタ科 ティアレラ属

原産地: 北アメリカ・東南アジア

草丈: 20〜50cm

花期: 4〜5月

花色: 白・クリーム色・ライトピンク

耐寒性: 高い

分類: 宿根草(常緑〜半常緑)

よくあるご質問


Q. ティアレラは日陰でも育ちますか?


耐陰性が高く、半日陰から日陰でもよく育ちます。ただし夏の強い直射日光は苦手なので、西日が当たる場所は避けましょう。木漏れ日が当たる程度の環境が理想です。


Q. ティアレラは毎年花が咲きますか?


宿根草のため、植えると毎年花を咲かせます。地植えにすると特に丈夫で、年々株が大きくなっていきます。株分けして増やすことも可能です。


シェードガーデンの植栽計画や庭木の管理でお悩みの方は、剪定屋空にご相談ください。

三重県菰野町で庭木の手入れ・植栽管理をご検討の方は、剪定屋空の年間管理プランをご覧ください。→ 年間庭木管理プランはこちら


 
 
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