一陽来復。でっかいシマトネリコが迎えてくれる庭の手入れ
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

- 12月23日
- 読了時間: 2分
冬至の頃。

庭に立つと、空気がきゅっと澄んでいて、光だけが先に春を知らせに来たように感じる日があります。
今日は、そんな冬至らしい光の中ででっかいシマトネリコが迎えてくれるお庭のお手入れでした。
まずは落ち葉掃除から
作業は落ち葉掃除から始めました。砂利の庭は落ち葉が溜まると湿りやすく、風の通りも重くなります。
一度きれいに掃き切ると、庭全体の輪郭が戻ってきて、次の手入れの判断もぐっとしやすくなります。

そのうえで、除草を進めながら、カシやユズリハなども整えていきました。
葉を残す常緑樹ほど、切る量より残し方で景色が決まります。
10尺でも届かないシマトネリコ、登りと剪定で

存在感たっぷりのシマトネリコ。10尺でも届かない高さになってきていて、登りと合わせて剪定になりました。
シマトネリコは枝がよく伸びる分、放っておくと上に上に重心が上がっていきます。

風を受ける面が増えると揺れも大きくなるので、今回は風が抜けるところをつくる。
重くなりやすい先端を軽くする。枝の混み合いをほどいて光を入れるお手入れです。
このあたりを意識しながら、樹形を崩しすぎない範囲で整えました。
とはいえ、登っての作業は毎回なかなかの負荷です。
足がぷるぷるしながらも、一本ずつ枝を見ていく時間は、やっぱり大切だなと思います。
冬至の庭

低い角度から差す光が、樹冠の影を長く伸ばして、庭の奥行きを強くしてくれる一日でした。
日が伸び始めるというだけで、作業の疲れ方も少し違って感じます。
一陽来復。

庭の景色にも、こちらの身体にも、少しずつ巡りが戻ってくるようでした。
春の伸びや花を、無理なく迎える準備です。
そして今日は、柚子湯でも入って、身体のほうもゆっくり整えたくなる日でした。







