三重県鈴鹿市 竹林年間管理|竹を取りに来る人がいるということ
- 飯島 一郎

- 36 分前
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三重県鈴鹿市の淡竹(ハチク)林で、下草刈りと笹の整理を行いました。真夏が戻ってきたような日でした。

この日、園の方が竹を取りに来られました。子どもたちと、竹デッポウを作るそうです。
何本か、その場で調達しました。
私たちも嬉しいのですが、竹を使ってくれる人がいるということが、竹自身も喜んでいるように見えます。
竹は、使い方次第で可能性が無限にあるスーパー資材です。

竹を減らすと、何が起きるか
この竹林の管理は、2025年1月から続けています。最初に手をつけたのは、道路際ではなく搬入路でした。
道路沿いから先に伐ってしまうと、伐った竹を置く場所がなくなるからです。搬入路、平地、法面。この順番で進めてきました。
竹はだいぶ減りました。
ただ、竹が減ると、そのぶん光が地面に届きます。


6月の記録に、こう書いてあります。光が入るようになり、下草の伸びが早くなった、と。
そして今日、その続きが出ていました。

低木や中木がないところは、草まみれです。クズも入ってきています。
これは失敗ではありません。竹林が雑木林に戻っていく途中で、必ず通る段階です。
クズが竹に巻き付くと、エライことになります。
本来であれば、照度をコントロールしながら徐々に間引いていきたいところです。
次は、低木と中木を植えていくことになります。もうひとつ、先駆種という手もあります。土地を丸刈りにした最初の段階で生えてくる木のことで、たとえばアカメガシワ。
とても大きくなるのが早いので、照度のコントロールには向いています。ただし3年放置するとまあまあの高さになるので、場所によっては3年に一回、根元から伐採して萌芽更新を行う必要も出てきます。
光を段階的に閉じていくことで、下草が整い、実生や埋土種子から構成される一段階目の生態ができてきます。ここまでが、これまた大変です。


伐った竹は、運び出しません。その場に横に積んで、杭で押さえています。処分費がかからず、境界にもなり、虫や小さな生き物の住処にもなります。

竹の行き先
竹林の手入れは、伐った竹の行き先がないと、ただの処分になります。
去年の6月には、この竹林で採れたタケノコを、園の給食に出していただきました。
そして今日、竹が子どもの遊び道具になりました。
一度きりの皆伐なら、この日は来ていません。続けて、竹林が明るくなって、関わる人が増えたから、竹を取りに来る人がいます。







