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三重県鈴鹿市 竹林年間管理|竹を取りに来る人がいるということ

  • 執筆者の写真: 飯島 一郎
    飯島 一郎
  • 36 分前
  • 読了時間: 3分

三重県鈴鹿市の淡竹(ハチク)林で、下草刈りと笹の整理を行いました。真夏が戻ってきたような日でした。


淡竹を鋸で切る 三重県鈴鹿市の竹林
8月25日。子どもたちの竹デッポウ用に、何本か調達しました

この日、園の方が竹を取りに来られました。子どもたちと、竹デッポウを作るそうです。


何本か、その場で調達しました。


私たちも嬉しいのですが、竹を使ってくれる人がいるということが、竹自身も喜んでいるように見えます。


竹は、使い方次第で可能性が無限にあるスーパー資材です。


明るくなった竹林の林床と積んだ竹
光が届くようになった林床。伐った竹は運び出さず、その場に積んでいます


竹を減らすと、何が起きるか

この竹林の管理は、2025年1月から続けています。最初に手をつけたのは、道路際ではなく搬入路でした。


道路沿いから先に伐ってしまうと、伐った竹を置く場所がなくなるからです。搬入路、平地、法面。この順番で進めてきました。


竹はだいぶ減りました。


ただ、竹が減ると、そのぶん光が地面に届きます。


草が茂る道路沿いの淡竹林
6月4日。道路沿いの法面

刈り終えて明るくなった道路沿い
7月11日。同じ道路沿い。刈り終えたところ

6月の記録に、こう書いてあります。光が入るようになり、下草の伸びが早くなった、と。


そして今日、その続きが出ていました。


法面の草とクズ 竹林の下草
8月25日。低木や中木がないところは草まみれ。クズも入ってきています

低木や中木がないところは、草まみれです。クズも入ってきています。


これは失敗ではありません。竹林が雑木林に戻っていく途中で、必ず通る段階です。


クズが竹に巻き付くと、エライことになります。


本来であれば、照度をコントロールしながら徐々に間引いていきたいところです。


次は、低木と中木を植えていくことになります。もうひとつ、先駆種という手もあります。土地を丸刈りにした最初の段階で生えてくる木のことで、たとえばアカメガシワ。


とても大きくなるのが早いので、照度のコントロールには向いています。ただし3年放置するとまあまあの高さになるので、場所によっては3年に一回、根元から伐採して萌芽更新を行う必要も出てきます。


光を段階的に閉じていくことで、下草が整い、実生や埋土種子から構成される一段階目の生態ができてきます。ここまでが、これまた大変です。


手をつける前の竹林 落ち葉が厚い
8月19日8時51分。手をつける前

刈り終えた竹林の斜面と刈払機
8月19日10時53分。刈り終えたところ

伐った竹は、運び出しません。その場に横に積んで、杭で押さえています。処分費がかからず、境界にもなり、虫や小さな生き物の住処にもなります。


倒れた竹が交差した未整理の竹林
まだ手が入っていない区画。倒れた竹が交差しています


竹の行き先

竹林の手入れは、伐った竹の行き先がないと、ただの処分になります。


去年の6月には、この竹林で採れたタケノコを、園の給食に出していただきました。


そして今日、竹が子どもの遊び道具になりました。


一度きりの皆伐なら、この日は来ていません。続けて、竹林が明るくなって、関わる人が増えたから、竹を取りに来る人がいます。




 
 
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