竹が減ると草が増える。光が入ってきた竹林の新しい課題と向き合い方。三重県鈴鹿市
- 飯島 一郎

- 5 時間前
- 読了時間: 3分
三重県鈴鹿市のハチク竹林にて、定期管理を行いました。竹林入口から下草刈りを進め、竹林内・隣接する敷地・水路横と順に作業を行い、タケノコと若竹の折り取りも同時に行っています。

今の竹林は、去年より明るくなっています。
親竹・枯れ竹の伐採を重ねてきた結果、地面まで光が届くようになりました。これは整備が着実に進んでいるサインです。ただし、光が入ることで必ず起きることがあります。草が、増えます。
竹が密集していた頃は、暗さが地面を覆っていました。草の種が落ちても、芽吹けない環境でした。光が届くようになった今、眠っていた種が一斉に目を覚まします。整備が進んだからこそ、草との向き合い方が変わってくる段階です。

タケノコはほとんどが若竹に成長していました。まだ柔らかいうちに折ったり切ったりしておきます。硬くなってからでは、処理にかかる体力と時間が大きく変わります。
若竹を早めに折ることは、竹の地下茎への栄養供給を抑えることでもあります。成長させれば成長させるほど、翌年の勢力につながります。この一手が次の年を楽にします。
大切にしているのは、抜くことではなく、折ること。根ごと取り除くよりも、早いうちに地上部を折り取ることで、地下茎の消耗を促す。それがこの竹林での向き合い方です。

草も竹も、伸び切る前に対処する。今の竹林に必要な感覚はそこにあります。放置した分だけ次の作業が重くなる。それを繰り返してきたこの竹林が、今は少しずつ先手が打てるようになってきました。

この鈴鹿市の竹林整備の記録はこちらでも紹介しています。
よくあるご質問
Q. タケノコはいつ折り取ればよいですか?
A. まだ柔らかくて手で折れる段階が最適です。硬くなってからでは道具が必要になり作業効率が大きく下がります。地下茎への栄養供給を減らす観点からも、早い段階での対処が有効です。
Q. 竹林整備を続けると草が増えると聞きましたが本当ですか?
A. 本当です。竹が密生していた頃は日光が遮られ地表の草が生えにくい環境でした。竹を減らすと光が届き、眠っていた種が発芽しやすくなります。これは整備が進んでいる証拠でもあります。定期的な草刈りで対応します。
Q. ハチクの管理は孟宗竹と何が違いますか?
A. タケノコの発生時期と太さが異なります。ハチクは春から初夏にかけてが中心で、竹自体が細いため若いうちに折り取る作業が比較的行いやすいのが特徴です。管理のタイミングと頻度を竹種に合わせて判断することが大切です。
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