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花も音を聴いている?ハチの羽音と甘い蜜の関係・キンギョソウ

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 7月11日
  • 読了時間: 2分

「植物も音を聴き分けている」そんな驚くべき能力が報告されました。

花も音を聴いている?ハチの羽音と甘い蜜の関係・キンギョソウ

イタリア・トリノ大学(University of Turin)らの研究で、ある花は蜂の羽音を聞き分けて、蜜の甘さを調節していること、それは“まるで「羽音が聞こえたら接待モード」に入るかのように花は送粉者が近づく気配を察知し、受粉の媒介を有利に進めようとしていることが示唆される”という、なかなかにスゴイ能力。


「植物は動物のような【聴覚】は持たない」そう長く考えられてきた常識を打ち破ったのは、今回研究対象となった植物「キンギョソウ」。品種も多く性質も色彩もバラエティに富み開花期も長いガーデナーに人気の花。ひらひらと泳ぐ金魚のような愛らしさと華やかさ、切花にも鉢植えや花壇にも広く利用されています。


そのキンギョソウ、特定の周波数やリズムに反応しハチの存在を判別、そしてなんとリアルタイムに「蜜の糖度を上げ、分泌量を増やす」というスゴ技を行うというのです。そのスピード数分以内!驚くべき植物の生存戦略と能力ですね。


黙ってそこに咲いているだけのようで、しっかりと音を聴いている植物たち。花や葉、樹木も実は人間の言葉もしっかり理解しているのかも。


キンギョソウ(金魚草):オオバコ科 / キンギョソウ属(アンティリナム属) 原産地:地中海沿岸 開花期は主に4月~6月(ほぼ周年) 耐寒性耐暑性の高いバラエティ豊かな品種をもつ植物。その他の名前:スナップドラゴン


ナゾロジー:ハチの羽音を聴き分けて、瞬時に「蜜を甘くできる」植物がいた!

※研究の詳細は2025年5月21日に開催された第188回米国音響学会年次大会(#ASA188)で発表されているそうです。

 
 
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