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虫が逃げていく花?夏野菜と一緒に植えたいコンパニオンプランツ・ナスタチュウム

  • 執筆者の写真: 飯島 一郎
    飯島 一郎
  • 2025年5月29日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月18日

艶やかな赤い花、葉は丸い蓮(ハス)のようなカタチをした植物「ナスタチウム」。葉のカタチと共に金色の花をつける種類があることから、金蓮花(きんれんか)とも呼ばれます。


虫が逃げていく花?夏野菜と一緒に植えたいコンパニオンプランツ・ナスタチュウム

かわいい花の観賞はもちろん、食用にもなるエディブルフラワーでもあるので、農薬など使わず食用として育てれば葉や茎も食べることができます。


野菜と一緒にサラダにプラスすれば見た目も華やか。花はピリリとしたワサビやカラシのような辛味があり、この辛み成分には抗酸化作用、血行促進作用もあるそうです。若い果実はビネガーに漬け辛味系ピクルスにも向いています。


また食用となるだけでなく、ナスタチウムは害虫を遠ざける忌避効果ももつ植物で、野菜の苗のそばに一緒に植えることで害虫を寄せ付けない「コンパニオンプランツ」としての役目もあります。


ナスタチウムのもつグルコシノレートという害虫忌避物質は、アブラナ科の植物が持っている天然の殺虫剤。傷つけられることにより揮発性のある物質イソチオシアネートに変化し虫が逃げてくれます。逆にナメクジやハモグリバエはナスタチウムを好み引き寄せてくれるので、周りの野菜の被害を減らすことができる。両方の害虫駆除能力があるというわけです。


ピーマンやナスなど夏野菜と一緒にナスタチウムを植えれば、家庭菜園の収穫とかわいい花、両方楽しめそうですね。



相性のよい野菜と植え方のコツ


ナスタチウムと特に相性がよいのは、ナス・ピーマン・キュウリ・トマト・ブロッコリーなどです。アブラムシやコナジラミが好む野菜の近くに植えると、揮発性のイソチオシアネートが周囲に広がり、害虫を遠ざける効果が期待できます。夏野菜の定植時期(4〜5月)に合わせて、苗を一緒に植え込むのが理想的です。


植える際は、野菜の株元から20〜30cm程度離すと互いの生育を邪魔しません。畑の縁に沿って列植えにするか、株と株の間に数本差し込むように配置するのも効果的です。密植しすぎると蒸れやすくなるので、風通しを意識した植え方を心がけてください。


ナスタチウムと夏野菜のコンパニオンプランツ配置イメージ(墨絵)

育て方のポイント


ナスタチウムは日当たりのよい場所を好みます。水はけのよい土に植え、土の表面が乾いてからたっぷり水を与えるのが基本です。肥料を与えすぎると葉ばかりが茂って花が少なくなるので、植え付け時に元肥を少量入れるだけで十分です。


梅雨前(6月初旬ごろ)に切り戻しをしておくと、蒸れによる株の衰えを防ぎ、秋(9月以降)に再び花を楽しめます。花が終わった後に実がついたら、そのまま放置して自然に種が地面に落ちると、翌年また芽吹いてきます。


ナスタチウム(金蓮花)の花と丸い葉(墨絵)

ナスタチウム(キンレンカ):ノウゼンハレン科 / ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)

和名:ノウゼンハレン 原産地:ペルー、コロンビア

開花期は4月下旬~7月、9月~11月

本来はつる性植物。園芸用にあまり伸びない品種も流通。

 
 
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