虫が逃げていく花?夏野菜と一緒に植えたいコンパニオンプランツ・ナスタチュウム
- 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
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更新日:1 日前
艶やかな赤い花、葉は丸い蓮(ハス)のようなカタチをした植物「ナスタチウム」。葉のカタチと共に金色の花をつける種類があることから、金蓮花(きんれんか)とも呼ばれます。

かわいい花の観賞はもちろん、食用にもなるエディブルフラワーでもあるので、農薬など使わず食用として育てれば葉や茎も食べることができます。
野菜と一緒にサラダにプラスすれば見た目も華やか。花はピリリとしたワサビやカラシのような辛味があり、この辛み成分には抗酸化作用、血行促進作用もあるそうです。若い果実はビネガーに漬け辛味系ピクルスにも向いています。
また食用となるだけでなく、ナスタチウムは害虫を遠ざける忌避効果ももつ植物で、野菜の苗のそばに一緒に植えることで害虫を寄せ付けない「コンパニオンプランツ」としての役目もあります。
ナスタチウムのもつグルコシノレートという害虫忌避物質は、アブラナ科の植物が持っている天然の殺虫剤。傷つけられることにより揮発性のある物質イソチオシアネートに変化し虫が逃げてくれます。逆にナメクジやハモグリバエはナスタチウムを好み引き寄せてくれるので、周りの野菜の被害を減らすことができる。両方の害虫駆除能力があるというわけです。
ピーマンやナスなど夏野菜と一緒にナスタチウムを植えれば、家庭菜園の収穫とかわいい花、両方楽しめそうですね。
ナスタチウム(キンレンカ):ノウゼンハレン科 / ノウゼンハレン属(トロパエオルム属)
和名:ノウゼンハレン 原産地:ペルー、コロンビア
開花期は4月下旬~7月、9月~11月
本来はつる性植物。園芸用にあまり伸びない品種も流通。