シャリンバイ(車輪梅)とは?実・花・育て方まとめ。道路沿いでも元気な強い庭木
- 飯島 一郎

- 2020年1月4日
- 読了時間: 2分
更新日:5月29日
シャリンバイの果実が今年もなりました。艶があり、とても綺麗で、ついつい食べたくなります。こちらは、近所の道路脇に植えられているシャリンバイ。

屋外の道路脇にも関わらず、健康的な実をつけています。シャリンバイは大気汚染に強い植物で、工場や空港の植木にも採用されているんですよ。
コンパクトで、庭なら生垣にもおすすめな植物です。
さて、この実の見た目がブルーベリーにも似ていて、思わず食べたくなりますよね。種が大きく、食べられる部分はごくわずかなのです。それであまりフルーツとしては聞かないわけですね。
私は子供の頃、花の蜜を吸ったり、ヒメリンゴを食べたりしながら下校していて、子供たちの間で美味しい実などはある程度知れ渡っていましたが、シャリンバイは全く聞きませんでした。きっと食用に向かない実だからでしょう。シャリンバイを観察していても、鳥が食べに来ている様子は見たことがありません。鳥たちもよく知っているのでしょうね。
食用には向きませんが、艶のある葉や実、初夏には小さな美しい花も楽しめるので、お庭に植えてみませんか。
初夏に咲く白い花と名前の由来
シャリンバイの名前は、車輪状に広がる葉の配置と、梅に似た5枚花弁の花から来ています(新・花と緑の詳しい図鑑より)。
漢字では車輪梅と書きます。花は4〜6月に咲き、枝先にこんもりとまとまって白い小花を開かせます。1つ1つの花は1〜1.5cmほどと小さいですが、集まって咲く姿は存在感があります。
花後の剪定は7月頃が適期です。シャリンバイはその年に伸びた新枝に花芽をつけ、翌年の春に開花するしくみになっています。
強く刈り込みすぎると翌年の花が少なくなるので、混み合った枝を整理する程度にとどめるのがポイントです(NHK出版 みんなの趣味の園芸より)。
大気汚染・潮害に強い理由と薬草としての一面
シャリンバイが高速道路や海岸に近い公園によく植えられているのは、大気汚染にも潮害にも強い性質を持っているからです。やや肉厚で光沢のある葉が、厳しい環境から植物を守っています。寒い地域では秋に葉が紅葉することもあります。
あまり知られていませんが、葉には炎症や打撲に効果があるとされ、薬草として使われてきた歴史もあります。見た目の強さだけでなく、人の暮らしに役立ってきた植物でもあります。







