11月6日はいいマムの日。菊とマムの季節に スプラッシュメドウ

すっかりお馴染みとなった花の呼び名、マム。洋菊の総称としてよく使われています。

日本にマムが登場したのは1980年代。日本から海外に渡った菊は海外で品種改良が進み、洋菊として日本に戻ってきました。菊の学名クリサンセマム(Chrysanthemum)の最後の部分をとって、マムと呼ばれるようになりました。
和ギクの輪菊や小菊と区別するために洋菊をマムと呼んだわけですが、響きがおしゃれで女性からも好まれたこと、マム=おかあさんのイメージとも重なり、母の日などのギフトにもなじんだことも、呼び名が広まった理由かと思われます。
マムの生産者による記念日の普及活動も積極的に行われ、2021年9月9日、菊の節句の日に、一般社団法人日本記念日協会が11月6日をいいマムの日として登録しました。
11(いい)と6(まむ)の語呂合わせと、11月がもっともマムの美しい季節であることが理由です。日本ではこの時期に菊花展や菊まつりが催されることも多いですね。
ポットマムやカクテルマムは花色が豊富で、咲き方にもスプラッシュ系やストリーム系、クリスタル系などバリエーションがたくさんあります。雰囲気もそれぞれ違うので、好みの品種を見つけるのも楽しいですね。
菊の花言葉は、高貴、高尚、高潔など。マムにも愛情や幸福にちなんだ言葉がつけられています。
スプラッシュメドウは、糸のような花びら
スプラッシュメドウは、オランダの育種会社が生んだカクテルマムのシリーズのひとつです。
咲き方はスパイダー咲き。白く細い花びらが、中心から四方へ放射状にのびます。
中心は緑から黄色へのグラデーション。花の大きさは4〜7cmほどで、鉢の上で白い花火がはじけたような姿になります。

ポットマムは、鉢で楽しむために背を低く育てられた菊です。1950年代のアメリカで、鉢植えに向く背の低い品種が育成されたのがはじまりといわれます。
菊は、夜の長さで季節を知る
菊が秋に咲くのには、理由があります。
菊は、日が短くなると花芽をつける短日植物です。昼の長さを測っているのではなく、夜が長くなったことを感じとって、つぼみの準備をはじめます。
この性質を逆に使ったのが電照菊です。夜に電球をともして夜を短く感じさせ、花芽ができるのを遅らせます。明かりを止めると、菊はようやく秋が来たと受けとって、つぼみをつけはじめます。
こうして咲く時期をずらし、秋だけでなく冬や春にも菊を出荷できるようにしています。愛知県の渥美半島は電照菊の産地として知られ、全国の菊の約3割がここで育てられています。
夜の畑に電球が並ぶ景色は、菊の暦を人の手で少しだけ動かしている光です。

花が終わったあとも、もう一度
ポットマムは、花が終わったら終わり、ではありません。冬を越せば、来年も咲かせることができます。
花が終わる11月ごろ、茎を短く切り戻します。冬は霜の当たらない軒下などに置いて休ませます。
春、3〜5月ごろにひとまわり大きな鉢へ植え替えます。4〜7月に芽先を摘む摘心をすると、わき芽が増えて、こんもりと花数の多い株になります。
ここで気をつけたいのが夜の明かりです。玄関灯や街灯がずっと当たる場所では、菊は夜が長くなったことに気づけず、つぼみをつけるのが遅れることがあります。秋は、夜は暗くなる場所に置いてあげてください。
ポットマムの基本情報
ポットマム:キク科 / キク属(クリサンセマム属) 原産地:中国
別名:スプレー菊、スプレーギク(スプレーマム)、西洋ギク、ガーデンマム
草丈10〜50cm 開花期は9月〜11月
白、ピンク、黄色、緑色など、花色や咲き方も豊富。寒さに強く、はじめての方でも育てやすい植物です。
よくあるご質問
いいマムの日はいつですか。
11月6日です。11(いい)と6(まむ)の語呂合わせと、11月がマムのもっとも美しい季節であることから、2021年に日本記念日協会に登録されました。
ポットマムは花が終わったら捨てるしかありませんか。
冬越しをすれば翌年も咲きます。花後に茎を切り戻し、霜の当たらない場所で冬を越して、春に植え替えます。
ポットマムのつぼみがなかなかつきません。なぜですか。
菊は夜が長くなると花芽をつける植物です。夜も明かりが当たる場所に置いていると、つぼみをつけるのが遅れることがあります。秋は夜に暗くなる場所に置いてみてください。
この記事に関係のある記事









