白いピラミッド形の花穂が目を引く。カシワバアジサイの特徴と剪定タイミング
- 飯島 一郎

- 2019年7月10日
- 読了時間: 2分
アジサイの季節に、丸い形とは違う尖った三角形の花房を見かけたことはありませんか。ピラミッドのような花穂が上向きに立ち上がる——それがカシワバアジサイです。

北アメリカ東部が原産の落葉低木で、学名はHydrangea quercifolia(ハイドランジア・クエルキフォリア)。「カシワバ」という名前は、大きく切れ込みの入った葉の形がカシワ(柏の木)に似ていることに由来しています。花の季節が終わった後も庭に存在感を添えてくれる植物です。

開花は5月中旬から7月ごろ。白い小花が密集した円錐形の花穂は、大きいもので20〜30cmほどになります。枝が細いため重さで垂れ下がることもありますが、それもまたカシワバアジサイらしい姿です。花色は白のみですが、咲き進むにつれて淡いピンクに変化し、秋口まで茶みがかったドライフラワーのような趣で楽しめます。さらに秋には葉が赤く紅葉するため、花・葉・紅葉と三季にわたって変化を見せてくれます。
性質は丈夫で、耐寒性・耐暑性ともに強く、東海地方の気候でも安心して育てられます。真夏の直射日光が一日中当たり続ける場所より、午前中だけ日が当たる半日陰の方が葉焼けせずに育ちやすいです。
剪定は秋まで待つのではなく、花が終わった直後——7月中が正しいタイミングです。カシワバアジサイは花後すぐに翌年の花芽を形成し始めるため、剪定が遅れると来年の花芽ごと切ってしまいます。花がついていた枝を2〜3節ほどで切り戻す程度でOKです。秋以降は枯れた枝や不要な枝の整理にとどめておくと、翌年もしっかり咲かせられます。
アジサイには実は毒性があることをご存知でしょうか。カシワバアジサイを含むアジサイ属の葉・茎・根には微量のシアン化合物が含まれています。お子さんやペットがいるご家庭では、剪定後の枝葉の扱いに注意が必要です。
よくあるご質問
Q. カシワバアジサイはいつごろ剪定すればよいですか
A. 花が終わった直後、7月中を目安に行うのが基本です。カシワバアジサイは花後すぐに翌年の花芽を形成するため、遅くなると来年の花芽を切ってしまいます。
Q. カシワバアジサイは日当たりを好みますか
A. 半日陰から明るい日陰を好みます。真夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるため、午前中だけ日が当たるような場所が理想的です。
Q. カシワバアジサイの剪定や庭の手入れを依頼できますか
A. 三重県内であれば対応しています。現地の状態を確認のうえ、最適な管理方法をご提案します。







