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剪定ブログ-お庭の剪定伐採作業実績&植物アレコレ

三重県でご依頼頂いた庭木の剪定や伐採などの、作業の一部や植物の事などをご紹介させていただいております。 三重県のお庭のことならお気軽に剪定屋空までお問い合わせください。
お手入れ最新施工例&日々のコト
植物アレコレ&施工事例一覧
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夏の定期庭手入れ、壁面沿いの剪定から消毒まで一日の記録
三重県津市の歯科医院様の緑地で、夏の定期手入れを行いました。 年に三回お預かりしている医院の壁面沿いの植栽です。 朝から夕方まで、剪定から下草手入れ、駐車場の除草、そして消毒までさせていただきました。 朝八時半。手を入れる前の壁面沿いです。 シマトネリコやアラカシは生育の早い常緑樹です。梅雨明けの今は、こうした常緑の剪定にちょうどよい時期。芽を吹く力が強いので、夏に整えても回復が早く強めの剪定は適度に行い剪定していきます。 十時すぎ。脚立を立てて背の高い木から手を入れていきます。医院のガラス面や壁に触れないよう、上から順に。 建物のすぐ際に立つ木は、支障に慣れないように枝を大抜きして調整して外側に張り出すように仕立ててます。 アラカシの剪定 強めの剪定だと徒長が出るので枝を細くして調整。 ヤマモモやオリーブは、剪定のついでに幹の根元も見ておきます。 テッポウムシやオリーブアナアキゾウムシが入ると、幹に穴があいて木くずが出ます。夏は活動期なので、木を触るこの機会に必ず確認します。 昼すぎ。剪定を終えた枝ぶりです。込んだ枝を抜いて、光と風が通るように

飯島 一郎
7月30日


イングリッシュガーデンの夏の庭園管理|刈る場所と、残す場所
三重県菰野町のお庭にて、生垣の刈込みと芝刈り、除草作業を行いました。 四人で一日、朝八時から夕方十六時までの作業です。夏の庭は、伸びるのが早い。前回の手入れから伸びた分を、一日で戻していきます。 二手に分かれました。一方は東側の通路沿い、レイランディの生垣の刈込みと清掃。もう一方は西のお庭から順に、芝刈り、除草清掃、除草剤の散布へと進みます。 生垣は、葉を残して刈る 東側の通路沿いには、レイランディの生垣が長く続いています。翌日の朝に撮った一枚です。刈り上がった面が、ブロックのように並んでいます。 コニファーの生垣を刈るときに気をつけているのは、葉を残して切ることです。 葉を残さずに枝の奥まで切り込むと、その枝からわき芽が出にくくなり、枝枯れにつながることがあるとされています。 反対に、葉を残しながら定期的に刈り込んでいけば、うろこ状の新しい葉が次々に出てきて、面が詰まっていきます。 生垣が美しく見えるのは、刈った直後だからではありません。刈られ続けてきた年月が、面になって出てきているからです。一度伸びきってから強く切り戻すより、毎年少しずつ刈る

飯島 一郎
7月29日


四日市市松本 松本城跡の立ち枯れコナラ2本を特殊伐採(白色腐朽の裏づけと搬出)
三重県四日市市松本にある松本城跡で、立ち枯れたコナラ2本を根元近くまで伐らせていただきました。 この春、一本のコナラの大木には幹に二段のサルノコシカケを見つけ、中まで腐朽が進んでいると見立てた木です。夏にその見立てを確かめながら2本のコナラを伐採させていただきました。 対象は隣地の住宅が近いコナラでした。倒れる方向を選べない場所で、根元から普通に伐り倒すことはできません。老木が弱ることは森の終わりではなく、共存を考えた森へ変えていく転機です。安全に、丁寧に、順を追って高い所から降ろしていきます。 木に登り、上部の枝と幹を少しずつ切り分けるクライミングでの特殊伐採です。落とせない方向がある現場では、地上から一気に倒すのではなく、上から短く区切って降ろすことで、住宅にも電線にも触れさせずに進められます。 上部を処理したあと、残った幹をクレーン車で吊りながら玉切りにしていきます。腐朽が進んだ幹は内部の強度が読みにくく、吊って支えながら切ることで、切った瞬間の裂けや落下を防ぎます。 玉切りにした材は、その場でクレーンと軽トラックに積み込み、搬出します。城

飯島 一郎
7月29日


花や葉だけじゃない。樹皮の観察もおもしろい 植物本 樹皮ハンドブック
樹皮ハンドブック(林将之 著、文一総合出版)は、樹木の樹皮、つまり幹の表面に焦点を当てた、木を見分けるための実践的なフィールド図鑑です。 花や葉をポイントに見分ける植物図鑑は多くありますが、樹皮に特化した本は珍しいなと思い、手に取りました。 マツやスギ、ヒノキ、ケヤキ、モミジ、カエデなど、身近な樹木や有用樹をあわせて158種が掲載されています。 一つの樹種につき、若木・成木・老木という3つの状態の樹皮写真、全画像500点を比較できるようになっています。 日本で初めての樹皮図鑑でもあります。 この本を見て、樹皮は樹の成長状態によって表情が変わるのだと、あらためて気づかされました。 普段何気なく目にしている樹木も、若い頃と年を重ねた頃では、まるで別の種類のように見えることもあります。 人間のシワや肌のハリが変化していくのと、同じイメージですね。 樹皮は大きく、横筋、平滑、縦筋、縦裂、網裂、斑剥と分類もされています。 この木は何の樹種かと気になったときに、まず分類から目星をつけて、一覧画像から調べられるのは便利です。 一緒に掲載されている葉のスキャン画

飯島 一郎
7月28日


伐採した木が、鳥の家になる。亀山里山公園に人工巣洞を設置しました
三重県亀山市の亀山里山公園みちくさにて、クワ(桑)の木に人工巣洞を1基設置しました。今年の夏、二名で入っての作業です。 この公園には、今年の5月にも入らせていただきました。高木のクスノキを枝打ちした場所です。そのときの記録は、こちらにまとめています。 ・里山公園のクスノキ枝打ち → kameyama-satoyama-kusunoki-pruning-2026 ・里山公園で考える、高木管理と生物多様性のこれから → 記事を読む 今回はその続きとして、人工巣洞の設置と、5月に枝打ちしたクスノキがその後どうなったかの経過観察を行いました。 伐採した木で、鳥の家をつくる 人工巣洞というのは、自然の樹洞(じゅどう)のかわりになる巣箱のことです。シジュウカラやヤマガラのような鳥は、もともと木の幹にあいた洞(うろ)に巣をつくります。 けれど、そうした古い木や洞は、人の暮らしが広がるにつれて少なくなってきました。 今回設置した巣洞は、剪定屋空が手がける木鳥商店で、伐採や剪定で出た木からつくったものです。 本体と床は、菰野の雑木林で伐ったキリ(桐)。屋根と取手は

飯島 一郎
7月28日


朝に手を入れた庭に、夜は音が響く。尾上別荘庭園 夏の二日間
四日市の尾上別荘庭園で夏の二日間。笹の手入れと流れの清掃、苔に光を戻す砂利どかし、中木の剪定。朝に手を入れた庭に、夜はお琴が響く。日本庭園の年間管理の記録です。

飯島 一郎
7月26日


夏の淡竹竹林、道路に倒れかかる竹を伐る(三重県鈴鹿市 竹林年間管理)
三重県鈴鹿市で年間管理をお預かりしている淡竹(ハチク)の竹林へ、夏の定期の手入れに入りました。冬から春にかけて道路沿いを明るくしてきた場所です。二年目の夏、竹も下草も、一年でいちばん伸びる季節を迎えていました。 七月の竹林は、勢いがちがいます。梅雨の水を吸い上げた竹はぐっと重くなり、放っておけば道路側へ傾いてきます。 手を入れる前の道路沿いです。下草が伸びて路肩まで緑が押し出し、竹も道路側へかぶさってきていました。 竹林の内側も、つる植物と下草が絡み合い、水路のまわりまで覆っていました。この日まず手をつけたのは、道路側に倒れてきていた竹です。通行される方や車の目線に入る前に、倒れかかった竹から先に伐る。あとから中を整えるのではなく、危険なものを先に片づける。順番を守ることが竹林管理の安全の土台になります。 倒竹を片づけたあと、竹林の中では若竹の伐採整理と下草刈りを進めました。淡竹は地下茎でつながり、放っておけば若竹が次々と立ち上がってきます。この夏に出た若竹を整理しておくことが、来年の密度を決めます。 ビフォー アフター 手を入れたあとの竹林は、

飯島 一郎
7月25日


悪魔の木と呼ばれる理由。手が付けられなくなる前に… シマトネリコ
最近SNSで話題になった、悪魔の木。 ちょっと恐ろしい呼ばれ方をされている樹木の正体は、シマトネリコです。 先月のブログでも紹介した植物ですが、爽やかでナチュラルな雰囲気のシンボルツリーとしてよく選ばれる、人気の庭木です。 初夏には涼しい木陰もつくってくれる、見た目も美しい樹木。 お世話に手がかからない強さも、普及のポイントになっています。 しかし、その強い性質こそが、悪魔の木と呼ばれる理由でもあります。 とにかくよく育ち、その成長スピードは樹木の中でもトップクラス。 環境が合えば1年で50cm以上、剪定せず放置すると、あっという間に5mから10m、二階の屋根に届いてしまった、ということも珍しくありません。 SNSでは、境界を越えてしまった、種が飛んで大変、水道管が心配など、逞しすぎるシマトネリコに手を焼く声が並びます。 自力で抜根を試みたものの、根の深さと大きさに諦めて、専門業者に依頼したという体験談も見かけます。 そのエピソードを知って、まだ小さいけれど怖くなって抜いた、という投稿も多く目にしました。 とはいえ、シマトネリコは付き合い方次第で

飯島 一郎
7月24日


涼しさで名づけられた木と、花のかたちで名づけられた木
桑名市の近藤様の洋庭で定期管理。シマトネリコは涼しさで、トキワマンサクは花のかたちで名づけられた。隣り合う二本の名前に残る、人が木に注いだまなざしの違いをたどります。

飯島 一郎
7月24日


伐らせていただいた木に、富貴蘭が咲いていた。江戸の園芸文化と、着生蘭のこと
伐らせていただいた木の幹に着生していたフウラン。銀白色の根で幹に活着している。 以前、伐採のご依頼をいただいて伐らせていただいた木がありました。 その幹に、白い花が咲いていました。 細い葉を扇のように広げ、根を幹に巻きつけて。土に生えているのではなく、木そのものの上で暮らしている植物でした。 フウランです。漢字で書けば風蘭。園芸の世界では富貴蘭とも呼ばれます。 木を伐るという仕事は、その木の一生を預かる仕事でもあります。だから伐る前に、いつも幹をよく見ます。今回、その幹には、誰かの気持ちが宿っていました。 この蘭は、どこから来たのか フウランは、関東より西の低い山地に自生する着生蘭です。三重県もその分布のなかにあります。ですから、風で種が飛んできて、自然に木へ着いた可能性もゼロではありません。 けれど、株がひとところにまとまり、これだけ見事に花をつけている姿を見ると、私にはどうしても、施主様が好きで幹に活着させたものに思えました。断定はできません。 ただ、フウランを庭木に着けて楽しむという文化はかなり昔からあります。 江戸の人々は、この蘭に熱狂し

飯島 一郎
7月22日


カーネリアン(紅玉髄)の鮮やかな赤と縞模様 アークトチス プルミエ カーネリアン
アークトチスは、南アフリカ原産のキク科の植物です。 ガーベラやマーガレットにも似た華やかで可憐な花姿、すっきりとした草姿が魅力です。 オレンジ色や黄色、白、薄いブルーなど、花色もカラフル。 シルバーリーフの品種も多く、葉色も楽しめます。 日中に花が開き、夜には花が閉じる性質があります。 名前のアークトチスは、種子の毛の形に由来し、ギリシャ語のarktos(熊)とous(耳)から来ています。 和名の羽衣菊(ハゴロモギク)は、繊細な花姿が天女の羽衣を思わせることにちなんでいるようです。 熊と羽衣。受けるイメージの違いも面白いですよね。 昭和初期に日本へ渡来したのは、アークトチス・グランディスでした。 現在は交配種や園芸品種も多く流通し、ガーデナーに人気の花となっています。 画像は、アークトチス プルミエ カーネリアン。 日本のゲブラナガトヨさんオリジナルのアークトチスで、プルミエシフォンシリーズに登場した、目の覚めるような鮮やかなオレンジ色の花です。 他のアークトチスより発色が美しく、ベインと呼ばれるすじ模様も魅力的です。 カーネリアン(紅玉髄・べに

飯島 一郎
7月21日


四日市市の樹木伐採 施工事例10選|三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
四日市市で樹木の伐採をご相談いただくとき、多くは三つのどれかから始まります。 隣地や道路への越境。 電線や屋根に枝がかかっている。 腐りやキノコが出て倒れるのが心配、という危険木です。 どれも、木を切れば終わりという仕事ではありません。どこに向かって倒すか、どう搬出するか、切ったあとその木がどうなるか。一件ごとに現場が違います。ここでは四日市市での伐採事例を10件、状況を散らしてご紹介します。ご自身の庭に近い事例から読んでみてください。 事例1 境界付近の支障木伐採|高所作業車で2日間 敷地の境界付近に立つ大きな支障木の伐採です。高さがあり、周囲に建物や隣地が迫る現場では、上から少しずつ切り下ろします。高所作業車を入れ、2日間かけて安全に処理しました。規模の大きな木でも、機材と段取りを整えれば安全に下ろせます。 現場から: 大きい木ほど、切る前の段取りで9割が決まります。 詳細はこちら → 四日市市 境界付近の支障木伐採事例 事例2 電線にかかる柿・屋根を覆うツル|庭木伐採と敷地整備 電線に触れそうな柿の木と、屋根を覆うように伸びたツルの処理です

飯島 一郎
7月21日


年に一度の夏のお手入れ|剪定と生垣・ボックスウッドの刈り込み、消毒まで
年に一度お手入れさせていただいているお庭で、夏の手入れを行いました。 剪定から、生垣とボックスウッドの刈り込み、そして最後の消毒まで。一年ぶんの伸びを一日で整える、夏の一日です。 まずは背の高い木から。アラカシやシマトネリコは生育の早い常緑樹で、放っておくと毎年ぐんと伸びます。 梅雨明けの今は、こうした常緑樹を手入れするのにちょうどよい時期です。 芽を吹く力が強いので、少し縮めても夏のうちにきれいに整います。伸びた分を毎年少しずつ縮めて、大きくなりすぎないように保っていきます。 道路沿いは、通行の妨げにならないよう先に手を入れます。切った枝葉はその場でシートに集め、こまめに片づけながら進めます。 クロガネモチは、ただ短く切るのではなく芽おりをして整えます。伸びた枝先を手で折り取っていくと、芽吹きがそろって、丸くフワフワとした姿になります。切りそろえるだけの剪定とは、仕上がりの柔らかさが変わります。 一方で、この時期に切り方を変える木もあります。ツバキとハナミズキです。ツバキは春に伸びた枝の先に、六月から七月にかけて来年の花芽をつくります。...

飯島 一郎
7月21日


津市の樹木伐採 施工事例8選|三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
三重県津市で剪定屋空でご依頼いただいたお庭で庭木の伐採事例を8つまとめました。 大きくなりすぎたカシやセンダン、管理が難しくなった庭木の間引き、切り株の除去、雨天時の安全対応まで、現場ごとに手順は変わります。 伐採は木を倒すことではなく、そのあとのお庭とお客様の暮らしを整えることが目的です。津市での伐採をご検討の方が、ご自宅の状況に近い事例を見つけられるよう、作業内容ごとに整理しました。 カシの木が大きくなりすぎて日当たりが悪くなったお庭で、カシの伐採に加えて庭木全体の間引きと雑草対策までまとめて行った事例です。一本を伐るだけでなく、お庭全体の風通しと手入れのしやすさを整えました。 詳しくは津市でカシの伐採と間引き・雑草対策の施工事例をご覧ください。 作業の途中で雨が降り始めた現場で、安全を最優先に手順を組み替えながら進めた伐採事例です。 伐採後の切り株には再び芽を出させないための根枯れ処理まで行いました。天候が変わっても、無理をせず安全を優先する。詳しくは津市にて庭木の伐採作業事例 雨天時の安全対応と根枯れ処理までをご覧ください。...

飯島 一郎
7月20日


小さく可憐。でも確実に種を残す戦略的帰化植物 ヒナキキョウソウ
庭の片隅に、目立たぬように咲いていた小さな紫の花。 ひょろりと伸びた30cmほどの細い茎の先に、5枚の花びらを持つ直径1cmほどの花。 ヒナキキョウソウ(雛桔梗草)です。 日本では1931年に横浜で帰化が報告され、今では道端や空き地などで広く見られるようになりました。 茎は40cmくらいまで直立し、分枝せず、すらっとした姿です。 葉は卵形で無柄、互生します。 近縁のキキョウソウとは、葉が茎を抱かないのが見分けのポイントです。 花期は4月から8月、可憐な星型の花ですが、なんせ1cmほどと小さいので、目に留まらないことも多いですね。 このヒナキキョウソウ、スミレやホトケノザと同じく、閉鎖花(へいさか)という仕組みを持っています。 閉鎖花とは、つぼみのまま開かず、内部で自家受粉を完結させる花のことです。 そうすることで、天候が悪くても、受粉を助ける虫がいなくても、確実に種子を残せます。 なんとも合理的なシステムですね。 閉鎖花はがく片が通常の5個より少ない3個から4個で、果実も最上部の開放花より小さめですが、熟すと上部に穴が開き、多くの種子を散布します

飯島 一郎
7月19日


三重郡川越町にて医療施設の緑地定期管理(2026年7月)ロドレイアの木陰と蓮の花
三重郡川越町のとみすはらメンタルクリニック様へ、7月の定期管理に伺いました。 駐車場側のオリーブは下部を中心に剪定し、敷地全体の除草も行いました。あわせて樹木消毒も行い、夏本番に向けて虫の発生を抑えます。 オリーブは丈夫な木ですが、幹に食い入るオリーブアナアキゾウムシや根を食害するコガネムシの幼虫が二大害虫として知られています。下部の風通しを良くし、消毒を行うことはこうした食害の予防にもつながります。 今回シマトネリコは落ち着いていたので触らず除草のみ ロドレイアの花壇は土を掘り起こして中耕を行い、固まった土を柔らかくほぐしました。 合わせてチャート砂利分は細かく手取り除草を行います。 オリーブの消毒も合わせて 作業をしていて足を止めたのが、駐車場そばの鉢に植えられた蓮でした。 もう花は終わっていました。花蓮の開花期は7〜8月、一つの花の寿命は3日半ほどといわれますが、地下茎は伸びた先の節ごとに条件が良ければ次々と花をつけます。 一輪が終わっても、株全体としてはまだ終わりではありません。 ちょうど今の時期は七十二候でいう蓮始開にあたり、季節として

飯島 一郎
7月18日


雑木の庭と、どう付き合っていくか。菰野町の山の家で、3日間の樹木管理と安全対策(2026年)
ロープを掛けて幹を登り、地上から10メートルほどの高さで足を止めた。そこで初めて、その枯れ枝が見えた。 下から見上げていたときには、葉に隠れて分からなかった枝です。太さは腕ほど。付け根はすでに乾いて、指で押すと繊維が崩れる。真下には、住まいの屋根がありました。 雑木の庭の手入れは、登らないと始まらない。この日、あらためてそう思いました。 菰野町の鈴鹿山脈の麓、雑木の森が広がるお庭 三重県菰野町、鈴鹿山脈の麓にあるお宅です。敷地に、雑木の森がそのまま付いています。 家が先にあって、あとから庭を作ったのではありません。森が先にありました。 だから私たちが最初にしたのは、木を切ることではなく、この森がどのような生態系かを調べることでした。 この森は、コナラーケネザサ群集と呼ばれる林のタイプに近い構造を持っています。鈴鹿山脈の丘陵地に広く見られる、日本の里山に典型的な落葉広葉樹の二次林です。コナラを中心とする森は、日本の里山景観の代表であり、多くの生物を支える生態系として知られています。 この判断は、現地の正式な植生調査を行う前の段階で、周辺の自然環境と

飯島 一郎
7月17日


小さいほどスピードが早い。というのは勝手なイメージか ハエトリソウ
まつ毛の生えた二枚貝のような葉、つい触ってみたくなるユニークな草姿。 虫を食べる食虫植物、ハエトリソウです。 葉のトゲには蜜腺があり、甘い蜜で虫をおびき寄せます。 葉の内側には感覚毛と呼ばれる3本ほどの毛が生えていて、これがセンサーの役割をします。 面白いのはその閉じ方で、1回触れただけでは閉じず、30秒以内にもう1回触れると、素早く葉を閉じます。 つまり、最初の刺激を30秒ほど記憶している、ということになります。 脳も神経もない植物が短い記憶を持つというのは、驚きですね。 ガーデニングショップでもよく販売されているので、育ててみたいと思う方もいらっしゃいますね。 湿地の環境を再現するように、鉢を水を張った皿に置く腰水(こしみず)栽培で、常に用土を湿らせます。 日当たりの良い場所で育てられます。 基本的には光合成で成長できるので、特に虫を与える必要はありません。 葉を閉じさせるとエネルギーを消耗するので、面白がって触るなど不要な刺激は厳禁です。 また、冬には休眠も必要です。 その最大の特徴である葉を閉じる性質に、ちょっと興味深い研究がありました。

飯島 一郎
7月16日


SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワークに加入しました。庭から里山まで、繋がる事で見えてくるもの。
竹林の斜面で、落ち葉を敷き詰めたしがらの中をそっと掘ると、ダンゴムシがいて、ミミズがいて、小さな白い虫が動いていました。 数メートル離れた竹林の土を掘っても、生きものはほとんど見あたりません。同じ斜面なのに、しがらの中だけが違う。 その違いを、どう言葉にして、誰に渡せばいいのか。ずっと考えていました。 このたび剪定屋空は、SATOYAMAイニシアティブ推進ネットワークに加入しました。 2026年7月、事務局より参加の確定と、既存の会員の皆様への紹介の連絡をいただきました。 SATOYAMAイニシアティブとは何か 2010年10月に開催された生物多様性条約第10回締約国会議、いわゆるCOP10で、生物多様性に関する新たな世界目標である愛知目標とともに、SATOYAMAイニシアティブが提唱され、世界的に推進していくことが採択されました。 二次的な自然環境における生物多様性の保全と、その持続可能な利用の両立を図る取組です(環境省 https://www.env.go.jp/nature/satoyama/initiative.html / SATOYA

飯島 一郎
7月15日


明治の埋立地に建つ庭で。尾上別荘様、古竹の伐採と苔の手入れ(2026年7月)
朝一番、松の根元に足をかけたとき、樹皮の下がまだ夜の湿り気を残しているのがわかった。 三重県四日市市尾上町、尾上別荘様の庭。 この木も、この石も、誰かが百年以上前に据えたものだ。 今日はその庭に、古くなった竹の伐採、苔の除草、落ち葉の清掃、消毒散布と、一日を通して手を入れさせていただきました。 手を動かしながら考えていたのは、今日の作業のことだけではなくこの庭を作った人たちが、何を思ってこの一本の松を、この一つの石を置いたのかということでした。 一日は高いところの片付けから始まり松の幹に体を預け、絡みついた古い竹を上から一本ずつ落としていく。 竹は軽いようでいて、枯れて水分が抜けたものほど扱いにくい。 この松を誰が植えたのか、もともとあったものなのか記録は残っていない。 ただ、この太さになるまで誰かがずっと見守り、剪定し、手を離さずにきたことだけは、幹に触れればわかる。 生垣まわりの片付けが終わる頃には、日はもう高くなっていた。次は庭の主役、苔に取りかかる。 苔は庭の顔だ。踏めば沈み、放っておけば他の草に負ける。今日は苔の間に入り込んだ雑草を手入

飯島 一郎
7月15日
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