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剪定ブログ-お庭の剪定伐採作業実績&植物アレコレ

三重県でご依頼頂いた庭木の剪定や伐採などの、作業の一部や植物の事などをご紹介させていただいております。 三重県のお庭のことならお気軽に剪定屋空までお問い合わせください。
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熊との合間-人と山の境界を人の側が意識して管理し続けること
山仕事をしていると、ときどき常緑の高木層に覆われて林床に光が届かず薄暗い山の中になるとすと不安になる時があります。 山の際に近い場所で作業をするとき、ガサガサ音が聞こえたりすると、三重県でも熊の出没が続いているというニュースが頭をよぎります。 クマが、確実に北上している。 2024年度、三重県のツキノワグマ出没件数は162件。統計が始まった2006年度以来の最多を記録した。前年の40件から一年で4倍以上になった。 2026年5月時点の速報値では、すでに194件を超えている(kumamap.com集計)。 この数字を三重県の南の地域の話として片付けることは、もうできない。 三重県で今、何が起きているか 三重県に生息するのはツキノワグマの紀伊半島個体群と呼ばれており本州中部の個体群とは山脈で分断された、独立した集団になります。 体重は成獣で30〜65kg。本州中部(70〜120kg)より小型で、温暖な気候のため冬眠しない個体もいる。本州中部より活動期間が長い、という特性をまず知っておく必要があります。 生息域は、三重・奈良・和歌山3県にまたがる紀伊

飯島 一郎
6月8日


庭の外まで設計に含める—17世紀の中国理論書が世界に届いた借景という発想
塀の向こうの山を庭の一部として見立てる。1634年に計成が著した袁冶は、庭の境界を視線の届く先まで延ばすという考え方を記した書です。借景の発想がどのように生まれ、日本を経て世界に届いたかを解説します。

飯島 一郎
6月7日


セイタカアワダチソウとは?|アレロパシーの仕組み・ススキとの戦い・活用法まで解説
秋になると、河川敷や空き地を黄金色に染める背の高い植物があります。「セイタカアワダチソウ」です。北アメリカ原産の外来種でありながら、いまや日本中に定着したこの植物は、強烈なアレロパシー(他感作用)で知られています。 一方で、入浴剤やアロマとしての活用法、花粉症との「誤解」、そしてススキとの壮大な攻防など、知れば知るほど奥深い植物でもあります。このページでは、セイタカアワダチソウにまつわる知識をひとつにまとめました。 セイタカアワダチソウとはどんな植物? キク科アキノキリンソウ属の多年草です。原産地は北アメリカで、日本には1880年代に渡来しました。草丈は1〜3m。10〜11月に黄色い小花を円錐状に密集させて咲かせます。地下茎で広がり、一度群生すると他の植物が入りにくくなります。 なぜここまで広がったのか? アレロパシーの仕組み セイタカアワダチソウが急速に広がった最大の理由が「アレロパシー(他感作用)」です。根と地下茎からシンパチン(cis-デヒドロマトリカリアエステル)やポリアセチレン化合物を土壌に分泌し、周囲の植物の発芽・成長を抑制します。.

飯島 一郎
6月7日


イチゴに似た可憐な花。希望にあふれるポジティブな花言葉 ゲウム
イチゴに似た花をつける植物「ゲウム」。 和名では、葉の形状がダイコンの葉に似ていることから「ダイコンソウ(大根草)」とも名付けられています。 原産地は日本や中国を含むユーラシア大陸、南北アメリカなど広範囲に及び、世界に約50種が分布しています。 日本には高山植物のチングルマなど5種が自生しており、意外と身近な植物でもあります。 初夏(5月〜6月、種類によっては8月頃まで)に咲くその花は、赤・オレンジ・黄・白・アプリコットと色数が豊富でカラフル。 小さくて可憐でありながら、庭に彩りを添えてくれる存在です。 100種類以上あるという園芸品種も多彩です。 「一重咲き」のほか、変化するアプリコットカラーが美しいゲウム・マイタイのようなボリューム感ある「八重咲き」、チョコレート色のガクが魅力のゲウム・リバレのようにうつむき加減に咲く「風鈴咲き」もあります。 品種によって表情もがらりと変わるので、お気に入りを探す楽しさがあります。 花後につく「いがぐり状」の実も個性的。 動物の毛などに付着して種を運ぶ「ひっつきむし」の性質を持ち、自然の中でたくましく子孫を広

飯島 一郎
6月6日


くまだこども園様 クヌギの消毒・ハチク竹林の手入れ・オリーブの仮植|三重県鈴鹿市・菰野町 2026年6月
三重県鈴鹿市・くまだこども園のクヌギ林でクロツマキシャチホコの消毒作業を行いました。午前にハチク竹林の筍折り、午後は菰野町でウバメガシ消毒とオリーブの仮植。3件続いた一日の作業をまとめてご報告します。

飯島 一郎
6月5日


ウスタビガ(薄田螺蛾)の幼虫と繭:美しさと機能を兼ねた自然の設計
ウスタビガの幼虫は、鮮やかな緑色をした小さな芋虫です。体側面には青い突起があり、まるで宝石を散りばめたような美しさがあります。飼育人気が高いのはこの見た目だけではなく、その生態全体が興味深いから。 幼虫から繭、そして成虫へと至る変態の過程には、数百万年かけて進化した自然の知恵が詰まっています。 幼虫のキューキューという鳴く特性は、古くから知られており、民間療法にも登場するほど注目されてきました。 同時に、繭の構造は家蚕の研究者からも注目され、フィブロインという蛋白質の遺伝的背景が次々と解き明かされています。庭で見かけるたった一匹の芋虫が、実は科学の最前線とつながっています。 ウスタビガの幼虫は全身が淡緑色をしており、体の側面には複数の青または青紫色の突起があります。この突起は単なる装飾ではなく、環境への適応戦略のひとつ。 葉に紛れやすい色合いと突起の形状が、捕食者からの回避に役立っています。 幼虫の採食時間は主に昼間で、クヌギやコナラなどの広葉樹の葉を食べます。 特に春から夏にかけての温暖な時期に活発になり、食欲旺盛に成長していきます。この時期に

飯島 一郎
6月4日


梅(ウメ)万葉集から令和まで、日本人が最も長く付き合ってきた花木の剪定と文化
梅は1月末から3月にかけて、他の花に先がけて咲く花木です。桜より早く、雪の残る庭に白やピンクの花を開く。その姿を「春告げ花」と呼びます。 「令和」という元号は、万葉集の梅の宴の序文「初春令月、気淑風和」から来ています。奈良時代の花見は梅の花見でした。万葉集に梅は118首詠まれ、桜の44首の約3倍。日本人が最も長く付き合ってきた花木がこの梅です。 現場で梅の剪定を頼まれるとき、「昔はよく咲いていたのに」という話をよく聞きます。梅の花芽は夏に決まります。冬に切り方を誤ると翌春の花が出なくなる——そういう木です。花の文化と剪定の本質、両方をまとめました。 万葉集では梅が桜の3倍詠まれていた 日本最古の歌集・万葉集(759年頃完成)には、梅を詠んだ歌が118〜119首収録されています。桜は44首。奈良時代、「花」といえば梅のことでした。 梅は中国から奈良時代に渡来した植物です。当時の貴族にとって、見たことのない異国の花木は最上の珍品でした。梅の花の宴を開き、花びらが杯に落ちるのを愛でた——その文化が万葉集の歌に残っています。 桜が主役になるのは平安時代か

飯島 一郎
6月3日


庭園が教えてくれた土の再生—化学分析×物理計測×菌根菌で見える土壌改良
古い庭園で樹木が元気を失う時、原因はいつも地上にあると思っていませんか。剪定が足りない。肥料が不足している。害虫がついている。確かにそういう場合もあります。でも、現場で何度も出会うのは、そのどれでもない。 足元。土です。 三重県四日市市にある尾上別荘庭園。明治33年の創設から今年で126年。この庭は丁寧に育まれてきた場所です。でも数年前から、樹木たちが静かに弱まり始めていました。葉は薄く、枝先は枯れ込み、幹の太さの割に勢いがない。オオシマザクラからはアルビノのひこばえが出始めました。水はけも悪くなっていた。 原因を探るために、2社の分析機関に依頼して、土そのものを徹底的に見つめることにしました。その結果が示したのは養分がない」ではなく養分が届かない土という問題でした。 現場からの問い「土が呼吸していない」 現場で作業をしていると、時にふと違和感を覚えることがあります。踏んでも沈まない土。スコップが入らない地面。根元を掘ろうとしても、コンクリートのように固い。 そういう場所の樹木は、決まってどこか元気がない。これは肥料や薬ではなく、土の構造そのもの

飯島 一郎
6月3日


オレンジの花に気を付けて。毎年注意喚起されるあの植物ナガミヒナゲシ
やさしいライトオレンジ色の花、道端や公園、街中や庭先でも見かけることのある「ナガミヒナゲシ」。 4月から初夏のこの時期になると、毎年のように注意喚起がされる植物です。 自治体からのお知らせでは「素手で触るとかぶれやただれを起こす恐れがある」と危険が広報されており、ネットニュースにも毎年のように取り上げられています。 その主な理由が、茎や葉に含まれるアルカロイド系の毒。植物を傷つけると染み出てくる黄色い汁がその正体で、皮膚が弱い方はかぶれやただれを起こすことがあります。 庭や公園での除草作業の際には、必ず軍手や園芸用手袋を着用してから触るようにしてください。 このアルカロイドは口に入った場合も危険です。子どもやペットが誤って口にしないよう、お庭や通学路に自生している場合は早めの管理をおすすめします。 驚くべき繁殖力 — 1株から最大16万粒の種子 ナガミヒナゲシが多くの自治体で問題視されている最大の理由が、その圧倒的な繁殖力です。1株からなんと最大16万粒もの種子が生まれるといわれています。それぞれの種子は風・人・動物・車などに乗って広範囲に拡散。

飯島 一郎
6月2日


スズメバチ・アシナガバチが巣を作る高さと降水量・大雨の関係
蜂の巣が低い年は大雨になる、と言われてきた。 庭の仕事をしていると、年によってやけに低い場所に蜂の巣が多いと感じることがある。 石垣の隙間、生垣の根元、切り株の近く。そういう年に限って、梅雨が長かったり、秋に大雨が来たりする。 そんな経験が積み重なって、この言い伝えは語り継がれてきた。 今年もそれを感じている。 1998年、アシナガバチ(Polistes chinensis)の巣の位置選択を調べた学術論文がある(Ethology Ecology & Evolution 誌掲載、doi:10.1080/08927014.1998.9522839)。 結論は明確だった。 蜂は将来の気象を予測して営巣場所を選んでいるのではない。 今の環境—捕食者のリスク、振動、湿気、餌場までの距離に基づいて選んでいる。 では今年、なぜ低い場所に巣が多いのか。 今年は巣が低いところにあるものを何個も確認してます。 キイロスズメバチの巣と生態 今年の三重県の気象データを気象庁の津観測所(観測所番号47651)で確認すると 2026年1月の降水量は0.0mmだった。平年の1

飯島 一郎
6月2日


桑名市の樹木伐採 施工事例10選|剪定屋空(三重・菰野町)
三重県桑名市でも、さまざまな樹木の伐採をお手伝いしてきました。 管理が難しくなった庭の全撤去、老木化した桜の倒木リスク対応、コニファーやシマトネリコの大木処理など。 状況は一件一件違います。 このページでは、桑名市での施工事例をいくつかご紹介します。ご依頼の参考になれば幸いです。 ─────────────────────────────── 事例01:管理が難しくなった庭木を全撤去|整地まで対応 管理が難しくなった庭木をすべて伐採し、整地まで対応した事例です。庭の管理に手が回らなくなったタイミングで、思い切って全撤去を選ばれる方もいます。伐採後の整地まで一括で対応することで、その後の管理が格段に楽になります。 現場から 「もう手入れができない」というご相談は、決断までに時間がかかることが多い。長年慣れ親しんだ庭木を手放す気持ちに寄り添いながら、次の状態に向けた整理をお手伝いしています。 詳細はこちら → ─────────────────────────────── 事例02:大きくなりすぎた庭木を根元から安全に撤去 大きくなりすぎた庭木を根元

飯島 一郎
6月1日


森林浴はなぜ世界に広まったのか—1982年、林野庁が名づけた言葉が世界各国に届くまで
1982年に林野庁がつくった森林浴という言葉は、科学的根拠を得て世界各国に広まりました。NK細胞・フィトンチッド・脳の扁桃体——木の香りと緑が体に働きかけるメカニズムと、庭木に宿るフィトンチッドの効果を解説します。

飯島 一郎
6月1日


落ち葉の居場所。世界の研究が教えてくれる、落ち葉が持つ力
三重県の雑木林で、落ち葉を掃かずにすき込む作業をすることがあります。道具を動かしながら 「この落ち葉、どこへいくんだろう」とふと思います。 「落ち葉はゴミか、それとも資源か」という問いの答えは、世界の研究者たちがすでに出しています。落ち葉は、土をつくり、命を育て、気候を安定させる——見えない仕事をし続けています。 落ち葉は土をつくる — 分解の仕組み 落ち葉の下で、土は育ち続けている 落ち葉は放置されているように見えて、森の中で重要な役割を担っています。分解には3つの主役がいます。 最初に動くのはトビムシやヤスデなど「一次分解者」と呼ばれる生き物で、落ち葉を細かく砕いていきます。次に菌類が乗り込み、細分化された有機物を化学的に分解します。 コナラ林に豊かなECM菌(外生菌根菌)もこの過程に深く関わっています。最後にバクテリアが最終分解を担い、腐植酸やミネラルとして土壌に蓄積されます。 かつて里山では、落ち葉を集めて焚いたり、畑にすき込んだりすることが日常でした。あの火の煙の向こうに、土に還していくという営みがありました。落ち葉焚きと山茶花の記事も

飯島 一郎
6月1日


世界の庭から考える。庭のよくある問題
英国65%・31%・20,000件——世界中に存在する「庭のトラブル」。越境した枝一本が「私の財産」にも「侵入物」にもなる。日本・英国・米国・ドイツ・フランスの法と哲学を比較し、三重県菰野町の庭師・剪定屋空が考える「共存という思想」を書いた。

飯島 一郎
6月1日


消毒と梅雨前手入れ。四日市のお庭で、クチナシとモミジのプロペラに出会った日。
今日は暑さが本格的になってきた5月末。 四日市市で2件のお庭手入れにお伺いさせていただきました。消毒と、梅雨前に仕上げておきたいマツとクロガネモチの手入れです。 梅雨前の消毒。なぜこのタイミングか。 梅雨に入ると、高温多湿の状態が続きます。 うどんこ病・黒星病・炭そ病などの糸状菌による病害や、アブラムシ・ハダニなどの害虫は、この時期に一気に広がります。 だから、梅雨の前に薬剤で予防しておくことが大切です。症状が出てから対処するより、出る前に手を打つ。2件ともお庭全体の消毒と、弱っている樹木のケアを合わせて行いました。 マツとクロガネモチの梅雨前手入れ マツは今の時期、新芽(みどり)が伸びきる前の処理が大切です。伸びすぎると枝が間延びし、樹形が崩れやすくなります。梅雨に入る前に、透かしと芽の整理を済ませておきます。 クロガネモチは成長が旺盛で、放置すると枝が密になります。密になると風通しが悪くなり、梅雨時の病気を招きやすい。光と風の通り道を作ることが、この季節の手入れの目的です。 現場で見つけたもの 手を動かしながら、庭の中で季節を確かめる時間があ

飯島 一郎
6月1日
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